幼稚園の運動会
47歳の父親です。うちの子は6歳の女の子です。 かわいいです。
先週末、幼稚園で運動会が開催されました。
年少のときはコロナで中止。
年中の時は、僕は仕事の都合で出席できず。
年長となったいま、僕にとっては最初で最後の運動会、ということになります。
音楽に合わせて体操したり、ダンスをしたりとかわいさ爆発。
とはいえハイライトは何と言ってもリレーでしょう。
年長さんだけのプログラム。
赤白青。
三つのチームに分かれてよーいどん。
うちの子は赤。
親たちは、全員が撮影隊と化しています。
僕もその一人です。
僕はちょっと見逃したのですが、青チームの2番目か3番目くらいの子が転んだようです。可哀そうに。それで青チームはレース序盤から最後尾。
赤と白が抜きつ抜かれつのデッドヒート。
叫ぶ親たち。
僕もその一人です。
たぶん、各チーム10人くらいの編成で、うちの子は赤チームの最後から二番目。
アンカーの前、という順番。
レースが最も盛り上がる場面でしょう。
うちの子がバトンをもらった時点で先頭が白、次が赤、最後尾に青、という展開。
青はずーっと最後尾を走っていましたが、その差は徐々につまっていて、青と白がほとんど並んで…、という状況でバトンを受け取るうちの子。
先頭の赤と白との間にはかなりの差が開き、逆転は困難な様相。
「青にぬかされないように2位を狙う」というのが常識的な戦術となりますが、そこは親ですから、「白を抜け!」と願ってしまいます。
なんなら「白、ころべ!」くらい考えてしまい、あとで自己嫌悪に陥りました。
で、実際にはやはり青に抜かれないことが重要な展開でしたが、青の子は年長で一番背が高い女の子。対してうちの子は、年長でたぶん一番背が低い。体格の勝負では明らかに負けています。だって足の長さが全然違う…。
実際、青の子のほうが走るのは速い!
が、うちの子は小さい体を活かしてコーナーを巧みに回り、なんとその差を広げます。
直線で差を縮められ、コーナーでつき離す!という魔術的な走法で2位を死守。
アンカーに、無事にバトンを渡すことができました。
レース終了後、全員でウィニングラン。
赤も白も青も一緒にコースを一周します。
そこで親たちがみんな涙します。
「よく頑張った」
とわが子の成長を目の当たりにしての涙。
僕もその一人です。
いやあ。
感動しました。
実にかわいくて、実にたくましかったです。